ひげ所長のひとりごとArchives

2026年9月 September

行って参りました、夏恒例の兄妹弟旅行。

23年は京都、24年金沢、25年高知・松山と続いて今年は青森。毎回そうですが、行先も含め弟にすべてお任せです(笑)。

青森空港から太宰治記念館「斜陽館」を経て、人気パワースポットの高山稲荷神社へ。ここは五穀豊穣・商売繁盛の神様として大変ご利益のある神社だそうです。拝殿までは96段の階段がありますが、私は一息でクリア。2年前の金沢・兼六園では2人が散策する様子を公園入口の石の長椅子に座って眺めていたのがまるでうそのようです。この神社には「映え」で人気の千本鳥居があり、実際には何本あるかわかりませんが、高さ2mの朱色の鳥居が延々と連なっている様は圧巻です。雪景色の中で見たら、一層の風情でしょうね。

この神社の近くには「鶴の舞橋」といって、日本一長い木造の三連太鼓橋があります。「長い木の橋」=「長生きの橋」長寿のパワースポットです。とは言っても、ほぼスルーして(笑)一路、今回のメイン「黄金崎不老ふ死温泉」へ。この温泉は世界自然遺産・白神山地の麓にあり、日本海に沈む夕日を一望できる黄金崎に建つ一軒宿です。ここの海岸と一体化した露天風呂は、温泉ファンには垂涎の的だそうです。当日は「日本夕日百景」にも選ばれた絶好の夕日日和!そのため夕日を眺めながら浸かろうと、露天風呂は日帰り客も多く大混雑でしたので、翌朝再度チャレンジすることに。朝6時前、さすがにほとんど入湯客はいませんでした。「混浴」と「女性風呂」に分かれていたので当然「混浴」に。源泉かけ流しの海辺の露天風呂は別名「熱の湯」ともいわれる赤褐色。混浴は意識していなかったので、先客の年配のご夫婦に一瞬戸惑ってしまいましたが、めいめい湯浴み着を着ているので安心!夕日がなくても、このお風呂はまるで海に浸っているようで開放感抜群。日頃の疲れを癒すことができました。

ところが部屋に戻ろうと浴衣に着替えていると、50歳前後で多少美しめの(弟いわく)女性が入ってきました。そうだった、ここは混浴。その女性、私達の近くでおもむろに浴衣を脱ぐと、なんと着ているはずの湯浴み着はなく…。びっくりして目のやり場に困っている私と弟の前を、涼しい顔で通り過ぎて行きました。これが混浴の醍醐味か…(苦笑)。でも浴場に残っていた数名の男性陣は困惑しただろうな。2日目は青池や十和田湖・奥入瀬渓流などを巡ったあと、浅虫温泉に泊まって旅を終えました。

この旅行を通して感じたことは、青森の街が死にかけているということです。浅虫温泉の旅館の周りの土産店などは潰れたのか、ことごとく店を閉めていました。レンタカーで通る幹線道路沿いは廃屋が多く、また小規模な道の駅以外これといった飲食店もなく、昼食場所を探すのに難儀しました。田んぼには稲がたわわに実っていましたが、これじゃこれから先農業を続けていく若者はいなくなるんだろうな。大都市に人や企業が集中し、税収もそこに偏っています。返礼品頼みのふるさと納税とかでお茶を濁すのではなく、抜本的な改革によって地方にも金を回していかないと本当に手遅れになっていってしまう。「不老ふ死」の湯に浸かれても、地方の街まで「不死」とはいかない…。そう感じさせられた青森の旅でした。

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