新年おめでとうございます。 旧年中は大変お世話になりました。本年も宜しく御願い申し上げます。 年末はサッカーW杯で日本国中が大いに盛り上がりました。日本がベスト8をかけPK戦で敗れたクロアチアが3位に輝いたということは、日本にはベスト4に残れる程の実力が備わっているということでしょうか。PK戦にテクニック的なものはもちろん重要ですが最後はメンタルだと思います。 私はピンチの時に思い出す言葉があります。「死なんと戦えば生き、生きんと戦えば必ず死するものなり」上杉謙信の言葉です。なんどきも心の持ちようが大事です。 さて、コロナ禍でほとんどの行事を中止せざるを得なかった一昨年。それに引き換え昨年は慰安旅行・ゴルフコンペ・望年会etcと全ての行事をコロナ対策の工夫をしながらも実施できたことは大きな喜びでした。とりわけ12月7日の第21回SGA望年会は異業種交流会中心の従来のスタイルをガラリと変えたSGAとしては初めての試みでした。 全国では400万社ある企業のうち(99.7%は中小企業)、経営者が70歳以上である企業は全体の約3割、120万社です。これらの企業が事業承継を行えないと日本は立ち行かなくなります。現に毎年5万社が休・廃業を余儀なくされています。SGAのお客様の中にも代表者がご高齢の会社が数多くあり、スムーズな代替りのサポートはSGAの使命であるとかねてより考えています。 その一環で「事業承継セミナー&パネルディスカッション」を望年会として開催しました。後継者対策に悩みを抱えていらっしゃるであろうお客様には直接ご招待状をお送りし、定員一杯ご参加いただきました。 私は平成6年12月にSGAを立ち上げてから早いもので30年近く経とうとしています。気が付けば私自身、事業承継を考えなければならない歳になっていました。皆様と同じ立場、目線で取り組んでまいる所存です。 最後となりましたが皆様のご多幸とご健勝を祈念申し上げます。
9月、私の誕生日にプレゼントと花束が届きました。 花束はとてもきれいな青い色をしたバラです。添えられていたのは私が喜びそうな(笑)内容のメッセージ。SGAを過去に退職した7人からのものでした。それぞれ入・退職の時期はバラバラでしたが、いまだに付き合いがあるんだとちょっと意外でした。私はプレゼントや花束以上に、退職した今も彼等が私のことを気にかけてくれていたことが何より嬉しく感じました。 SGAがスタートしてかれこれ30年近く。数え切れないほどの人が入職し、又退職していきました。その中には独立して会計事務所を開いている人も少なからずいます。彼等に対しては同業者としてリスペクトしてもらいたいというきれいごとではなく、圧倒的な強さを見せつけたいという大人げない気持ちでSGAをここまで引っ張ってきた気がします。それはあくまでも心の持ちようであって、実際は独立時に得意先の一部を分けてあげたり独立後は仕事を回したり、きれいなやめ方をした人には精一杯応援してきたつもりです。念の為に(笑)。 話を元に戻します。プレゼントをくれた7人には何かお返しをと考えたのですが久しぶりに顔もみたかったし、近況も聞きたかったので、食事会を開くことにしました。 3年前に独立して事務所を開業しているSさんに幹事を頼みました。結果、いま人気のスカイツリー下のグランピングバーベキューに皆で集合することに。どこでもいいと言った手前文句は言えないのですが、10月下旬にも関わらず真冬のような強い寒風が吹きすさぶ夜でした。風邪を引いてもつまらないので、私はテントの中にこもったまま。かわるがわるコンロで焼いた料理をテントの中に運んでくれるのは有難いのですが、皆とゆっくり話をすることはかないませんでした。いまさらですが、後学の為、皆に本当の退職理由を聞いてもみたかったのですが・・・。もし将来同じような機会があったら、店は自分で選ぼうと思っています(笑)。 聞けば7人中3人が独立して会計事務所を開業し、また2人は会計事務所に勤務していることが分かりました。他の仕事がやりたくてやめたんじゃなかったっけ?スタッフが退職する時「SGAにいればいいのに。将来絶対苦労するぞ。」と心の中で彼等の将来を案じて送り出していました。ふと、「元気にやっているのだろうか」と誰とはなしに思い出すことがあります。しかしそれが杞憂だったことがよくわかりました。 何故なら皆幸せそうでしたし、しかもほとんどが結局また会計の仕事に就いていたからです(苦笑)。
研修旅行で京都に行って参りました。 令和に入って初めての研修旅行です。3年前、瀬戸内国際芸術祭に合わせて小豆島方面へ企画したものの大型台風19号の直撃で催行不能に。その後2年間はコロナ禍により断念せざるを得ない状況が続いていました。 研修旅行である以上テーマが大事です。今回は「新しい京都と古いままの京都」。世にあるもの、とりわけビジネスの世界では時の流れに取り残されると生き残っていけません。皆には旅を通じて、新旧が交錯する京都を感じとってもらうとともに、私自身としては1泊2日に短縮した分(従来は2泊3日)非日常を味わってもらいたいと考えていました。 例えば新幹線での往復はグリーン車を使いました。座席の質感、車内の雰囲気、空気感、実際に乗ってみないと分からないものです。片道プラス4,000円の価値が見い出せたかどうか…(笑)。ホテルは一昨年にできたばかりの五つ星ホテル「ホテルザ三井京都」。部屋の作りはさることながらガーデンビューの部屋が売りだけに、中庭が京都の現代美をかもしだしていて素晴らしいものでした。部屋の窓からは中庭をはさんで向こう側の部屋がまる見えでカーテンを閉めざるを得なかったのが難点でしたけど…(苦笑)。 ところで今回のテーマについて象徴的だったのは食事の時です。夕食は木屋町の鴨川沿いにある「ルアン鮒鶴」。大正14年(1925年)に建てられた五層四階建ての巨大な木造建築。一度に200名の宴会ができる大広間をようする料亭旅館でした。バブルがはじけ団体旅行が下火となり2007年一旦閉店したものの、オーナーが代わり今の形態で再オープンしたものです。登録有形文化財の建物そのままにフレンチを融合させ、人気レストランとして見事に生まれ変わりました。 一方2回の昼食は初日「瓢亭別館」二日目「嵐山熊彦」と100年の歴史を誇る老舗料亭です。昔ながらの京建物(使いやすく椅子とテーブルにしてありました)に京食材をふんだんに使った会席料理。熊彦では大女将が最後まで女性スタッフ達と共にサービスして下さいました。数十年前に来たとしても数十年後に行ったとしても同じ光景が繰り広げられるのでしょうね。 SGAも激変の時代に生き残りをかけて変わっていかなければなりません。一方残しておくべき部分もあるわけで、それをしっかりと見極めなくてはと感じさせられた旅行でした。
暦年贈与の110万円非課税枠が廃止になるかもしれません。 理由は格差の固定・拡大の防止です。子や孫等に対しての贈与が1人につき年間「110万円」までなら何度でも非課税となる制度ですが、最もポピュラーな相続対策なので皆様もよくご存知だと思います。たったの110万円かと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、例えばお子さんやお孫さん合わせて5人に贈与すれば550万円。これを10年続けると5500万円をお子さん達に移転させることができ、相続税の節税に役立ちます。なので皆さんお早めに。 ここまでは税理士としてのトークです(笑)。私個人としてはあまりお勧めしていません。私の知人でプチ資産家のAさんの話。奥さんに先立たれ、すっかり気弱になってしまったAさん。しかし、二人の子供達が一人暮らしになってしまったAさんの面倒をよくみてくれます。この先自分が亡くなってしまったら、この二人は相続税で苦しむのではないかと心配になってきました。Aさんは多少の税金を払ってでもと所有していたアパートのみならず自身が住んでいた自宅まで子供達に贈与してしまいました。 その結果Aさんはどうなったと思いますか?あんなに頻繁にAさんのもとに足を運んでくれた子供達はピタリとAさんの前に姿をみせなくなってしまいました。Aさんは私に「先に渡すんじゃなかった!」その後悔はどれほどだったでしょう。子供達に看取られることもなく、一人寂しくこの世を去りました。Aさんが恩着せがましく子供達に接していてそれが嫌で寄り付かなくなったのかもしれませんね。これは極端な例かもしれませんが、こういった類の話はいくらでもあります。 私がいいたいのは、子供達が負担しなければならない相続税は、親から相続した財産よりも絶対に多くはならないということです。子供達が汗水流して貯めたお金で支払うわけではないのです。当たり前の話です。子供達に渡ったお金は二度と親の元に返ってきません。親が老人施設に入ろうと考え、入居金が足りなくなってもです。これが現実です。親は苦労して稼いだお金を自分の為に使えばいいのです。子供は親がそうだったように自分で稼げばいいのです。 但し、親の財産が先祖からのものである場合、義務として子孫に相続していかなければならないと思います。 孫達が遊びに来てくれたり、見舞いに来てくれたりする都度お小遣いをあげる。疎遠だった孫達もこちらがびっくりするほど足繁く通ってくれるかも(笑)。これが最も平和的な節税方法だと思いますが皆さんどう思われますか?
皆さんにとってのささやかな贅沢って何ですか? 例えば、卵は「ヨード卵光」にしているとか。雨の日には駅から家までタクシーに乗っちゃうとか、安売り品ではない「高級ティシュ」を使っているとか…(笑)。 私の場合はワイシャツのクリーニングかな。ずっと「デラックス仕上げ」。普通と比べて値段は2~3倍します。どこがかって、包装が違います。ビニール袋じゃなくてセロハンの袋だし、湿気を取る為か畳んだワイシャツの間に白い薄紙がはさんであります。 もちろん仕上げが違ったりするんでしょうがそれは二の次。薄紙のシャカシャカという音を聞きながら毎朝セロハンの袋からワイシャツを取り出す。「まるで新品のようだにゃ」「さあ今日も一日頑張るぞ!!」こんな調子で私のエンジンはかかります。 先ほど仕上がりは二の次と書きましたが、ここ最近、襟元の仕上りが気になり出しました。ある時など襟に空気が何カ所も入っていてベコベコ状態。それに気付いた後は一日中憂鬱でした。クリーニング店の窓口で現物をみせたところ「これはひどいですね」。その後も工場には何度か注意してもらったのですが、とりわけ1枚だけどうしてもきれいに仕上がらなくて…。 実は以前からのクリーニング屋さんは閉店してしまった為、今のお店はここしばらくの付き合いです。東京・埼玉に約70店舗展開している大手です。小さい店にできて大手ができないわけないと思うのですが、ご多聞にもれず熟練の職人さんが不足しているんでしょうね。だけど、私のささやかな贅沢がこのままでは台無しになってしまう。 店を替えるしかないかとネットで調べていた矢先のこと。店頭から電話が入り「今回も仕上りが良くないので、工場に戻しました。夜になってしまいますが、工場から直接ご自宅に届けます」とのこと。その夜遅くに届けてくれた人は工場の人かと思いきや、なんとこのクリーニング会社の常務さんでした。ご迷惑おかけしてすみませんと平身低頭でした。お客の声、店頭の声が大手クリーニング店のNO2にやっと届きました。 組織が大きくなればなる程、お客様の声は上層部に届きにくくなります。届くように工夫をしている会社しか成長は望めないと思います。人の振り見て我が振り直せ。お客様の声は私の耳に届いているのかしら⁈歳のせいにはできません!
7月に入って梅雨の戻りか連日ぐずついた天気が続いています。しとしと降り続く雨を見ていると、決まって子供の頃に観た映画のワンシーンを思い出します。どのような内容だったのか全くと言っていいほど覚えていませんが、小学生の時学校の視聴覚室で観た映画です。 学校行事で西武園ユネスコ村を訪れていた主人公の子供が突然雨に降られ、ひとり取り残されたインドネシアの家の中で泣きながら雨宿りしているシーンです。降りしきる雨の中、インドネシア戦線で亡くなった父親を偲んで涙を流していたのかな…?やはり雨の日が続くと気が滅入りますね。 とってつけたようですが(笑)、そんな気持ちを吹き飛ばすべく新入社員歓迎会を兼ねた暑気払いを催行しました。今回は貸し切り船での東京湾クルーズです。以前にも書きましたが、コロナ下でのイベント開催はかなりの勇気と決断が要求されます。参加者一人にでも感染者が出ればほぼ全員が濃厚接触者となり、事務所を閉めなければならない事態になるからです。そうなればお客様に大変なご迷惑をおかけすることになってしまいます。 何故、かように多大のリスクを冒してまでイベントをやるのか?理由はいくつかありますが大きくは2つ。事務所における一体感の醸成とスタッフのガス抜き。とりわけ新入社員の3人にはSGAのリアルな姿に接することによって皆と打ち解けてもらいたかったのです。 当日は快晴真夏日。暑気払いにはうってつけです。ハイライトは船の屋上デッキから眺める景色!!北風が吹かなければ着陸態勢に入る飛行機を真上に見られるということで私はひそかに楽しみにしていました。船は知らぬ間に滑走路の手前まで移動していて、係員の案内で、デッキに上がると…。 あっ!轟音を響かせて巨大な飛行機が2~3分おきに頭上を通過していきます。迫力満点!!皆、童心に帰って大きな声をはりあげて飛行機に手を振っています。そうこうしている内にデッキから見える都心のビル群が夕焼けで真っ赤に染まっていき、おまけに花火までが。大感動です。海外でも何回かサンセットクルーズに参加しましたが、全く比較にならないぐらいです。 一時だったにせよ、私自身全てのことから解放された気分になれました。但し今は大変リスクを伴いますのでくれぐれも皆様まねをなさらないように願います(苦笑)。
先月号では「16時間ダイエット」と「オートファジー」について書きました。昔から、規則正しく食事をとる…
「16時間ダイエット」を止めました。昨年知人から教えてもらった「16時間ダイエット」。よく理屈も分から…
先月第9回SGAゴルフ部コンペが開催されました。以前のSGAゴルフコンペから通算すると59回目のコンペです。…
この4月、SGAでも新卒社員を迎えます。林凜(はやしりん)です。3年前に仲田智哉を採用して以来です。中央…
いまはやりの「ディール」という言葉。本来は取引とか売買とかを意味しますが、米のトランプ大統領が使う…
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