先月第9回SGAゴルフ部コンペが開催されました。
以前のSGAゴルフコンペから通算すると59回目のコンペです。「部」の一字が入っただけで会の趣が随分と変わりました。その名の通り運営をSGAからSGAゴルフ部にバトンタッチしました。慣れない当初は手伝ったりしていましたが、今では当日朝の受付手伝いと賞品授与する程度で、あとは部員が力を合わせてしっかり運営してくれています。
旧コンペでは参加者同士のビジネス面を重視した交流をメインに考えていましたので、当日の組合せなど随分頭を悩まされました。また、会場はできれば小金井C.Cなど名門といわれる予約の取りづらいところをと、その確保にも苦労しました。賞品(人気の家電や話題のグッズetc)は半日かけて調達した割には、評判はイマイチだったかもしれません(苦笑)。
一方、新コンペはカジュアルにゴルフを楽しもうをコンセプトにしているので、参加者の年齢は比較的若くなり、初心者から上級者まで幅広く楽しめる会を目指しています。開催地が固定されているうえ、賞品は商品券と決めているのでストレスフリーです。5年前に発足したゴルフ部員の腕前は僅かずつながら確実に上がっています。自分たちで合宿したり、それぞれスクールに通ってたりして努力してはいますが、なにより同伴競技者の方々のラウンドレッスン(⁉)の賜ではないかと思っています(笑)。
ところで、このコンペに先立つ2日前マキロイ(英・35歳)が米のオーガスタで開催されたマスターズトーナメントで優勝して、史上6人目25年ぶりにメジャー4大会完全制覇(生涯グランドスラム)を達成しました。月曜日の早朝、眠い目をこすりながら、テレビをご覧になった方々も多かったのではないでしょうか。最終18番で入れれば優勝が決まるという約1mのパーパットを外しプレーオフへ。プレーオフ1ホール目、同じ18番。対戦相手のローズがバーディーパットを外すと、マキロイが本戦で外した時と同じ約1mのバーディーパットを今度は入れ、劇的な優勝を決めました。17度目の挑戦でした。
マスターズにはなかなか勝てなくて「勝負弱い」といわれてきたマキロイ。本戦が終わった時点で、また負けてしまうのかと誰しもが思ってしまった。おそらく本人ですら…。しかし勝った!
「大会前に『プレーオフに出られる』となったら右腕でも差し出してただろう?」
プレーオフ直前にキャディがマキロイにかけた言葉です。この一言でプレーオフを楽しもうという気持ちになれたそうです。まさしく「言霊」ですね。
ゴルフは欲との戦いのスポーツです。
「人より遠くにボールを飛ばしたい」「パットを入れたい」「1つでもいいスコアで回りたい」
そういった意味で人間修養のスポーツです。自分はいつになったら…と思い知らされた今回のコンペでした(涙)。