平成22年に誕生した「ワンパック相続®」。
郵便局で妻が耳に挟んできた年配のご婦人達の会話からサービスのヒントを得て、ネーミングは日本酒の名前から(笑)思いついた「ワンパック相続®」。15年前のスタート時、葬儀屋さんを一軒一軒飛び込み営業で廻ったりもしましたが、名刺すら受け取ってもらえないことも度々。同行してくれたスタッフと喫茶店でコーヒーを飲みながら慰め合いました(涙)。
その後思い切ってTBSラジオでCMをスタート。士業では初だったと思います(過払金のCMもその頃始まったかな)。新聞広告にウェブのリスティング広告。リスティング広告以外は、さほど成約に直結したわけではないけれど、SGAと「ワンパック相続®」の知名度アップには繋がりました。
ご承知の通り「ワンパック相続®」とは、相続税の申告、戸籍の取得、金融機関の名義変更に不動産の変更登記など今流行りの言葉でいうと「オールインクルーシブ!」画期的でした。税理士は申告しかやらないし、金融機関は相続手続きがビジネスに繋がると気が付いたのはずっと後のことでした。
こんな歴史を経て、ここ数年順調に成長してきた「ワンパック相続®」が突然変調をきたしました。昨年の11月頃から契約件数が激減しだしたのです。口コミに悪く書かれてないか等も調べ、原因を探りましたが見つからず…。結論としてサービス自体の陳腐化が起きているのではないかということに。であるならばサービスのブラッシュアップが必要となってくるので、非常事態と捉えチーム一丸となって取り組んでくれとゲキを飛ばしました。
ここ数年、リピーターの方やご紹介の方からの案件が多く、またスタート時の苦労を知っているものも少なくなり、チーム全体に緊張感が欠けていた部分もあったかと思います。ゲキを飛ばしてからというもの、サービス内容の見直し・ウェブサイトのリニューアル・チャットボットの導入や弁護士・司法書士に声掛けをしての相続相談会の開催(新聞に折込み広告を入れました)etc。さらにはリスティング広告を依頼している業者の変更と矢継ぎ早の施策が功を奏し、とりあえず最悪の危機は脱することができたかと思います。皆よくやってくれました。
どれほど素晴らしい商品・製品やサービスでも「永遠」はありません。ライバルも現れてくるでしょうし、陳腐化もしてきます。常に改良・改善の工夫をして初めて現状維持が可能になります。先日、湖池屋の「ポテトチップス」の新商品に向けての取り組みをTVで放映していました。現状に飽き足らない姿勢に感銘を受けました。
わが「ワンパック相続®」も時代と共に進化・変化して参りますので、応援のほど宜しくお願い致します。