「16時間ダイエット」を止めました。
昨年知人から教えてもらった「16時間ダイエット」。
よく理屈も分からずにお腹周りが気になっていたので早速始めてみました。16時間と聞いただけで無理とおっしゃる方も多いと思います。例えば夜8時までに食事を済ませ、翌日の朝食を抜いてランチまで我慢する。これで16時間、割と簡単でしょ。私の場合、会食も入ったりするので毎日は難しいし、そこまでは…。とりあえず金曜日夜から土曜日の昼にかけて実践することにしました。
昔から「断食」は内臓を休めることで消化機能をリセットして、体内の老廃物を排出する効果があるとされてきました。これを科学的に解明したのが、2016年ノーベル医学・生理学賞を受賞した大隅良典教授です。
先日NHKスペシャルで「人体Ⅲ」を放映していました。PS細胞の山中教授とタモリがW司会を務めている番組でご覧になった方もいらっしゃるかと思います。そこでも言ってましたが、どんな生き物も細胞からできていて人間の場合、細胞の数は約40兆個。その一つ一つが生きていてその中には細胞小器官と呼ばれるさまざまな構造物が存在しており、いわば人間社会のような複雑な営みがあるそうな!
例えばミトコンドリアという細胞小器官は、発電所のような役割を果たしていてエネルギーを作っている。さらにはそれを数万種類のタンパク質に運ぶ交通網があって。想像しただけで頭がくらくらしてきます。そして一旦この細胞に不具合が起きるとたちまち身体は病気になってしまう。そうならないように細胞内の傷んだ細胞小器官を分解、再生させるリサイクル業者のような働きを「オートファジー(自食作用・ギリシャ語)」と呼んでいる。
「オートファジー」、昨今皆さんも耳になさったことがあると思います。まとまった空腹の時間をつくると「オートファジー」が活性化して、古くなった細胞を新しく生まれ変わらせ、免疫力を高め老化を防ぐ!
情けないことに後から分かったことですが「16時間ダイエット」は単に食事を制限するから痩せるという単純なものではなかったのです。
さて、冒頭に戻ります。
こうしてスタートした「16時間ダイエット」でしたが、ある事情で5月から止めることにしました。これにも人体の不思議が絡んでいます。その続きはCM2のあとで(笑)。
次回、乞うご期待!