ひげ所長のひとりごとArchives

2022年10月 October

暦年贈与の110万円非課税枠が廃止になるかもしれません。

理由は格差の固定・拡大の防止です。子や孫等に対しての贈与が1人につき年間「110万円」までなら何度でも非課税となる制度ですが、最もポピュラーな相続対策なので皆様もよくご存知だと思います。たったの110万円かと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、例えばお子さんやお孫さん合わせて5人に贈与すれば550万円。これを10年続けると5500万円をお子さん達に移転させることができ、相続税の節税に役立ちます。なので皆さんお早めに。

ここまでは税理士としてのトークです(笑)。私個人としてはあまりお勧めしていません。私の知人でプチ資産家のAさんの話。奥さんに先立たれ、すっかり気弱になってしまったAさん。しかし、二人の子供達が一人暮らしになってしまったAさんの面倒をよくみてくれます。この先自分が亡くなってしまったら、この二人は相続税で苦しむのではないかと心配になってきました。Aさんは多少の税金を払ってでもと所有していたアパートのみならず自身が住んでいた自宅まで子供達に贈与してしまいました。

その結果Aさんはどうなったと思いますか?あんなに頻繁にAさんのもとに足を運んでくれた子供達はピタリとAさんの前に姿をみせなくなってしまいました。Aさんは私に「先に渡すんじゃなかった!」その後悔はどれほどだったでしょう。子供達に看取られることもなく、一人寂しくこの世を去りました。Aさんが恩着せがましく子供達に接していてそれが嫌で寄り付かなくなったのかもしれませんね。これは極端な例かもしれませんが、こういった類の話はいくらでもあります。

私がいいたいのは、子供達が負担しなければならない相続税は、親から相続した財産よりも絶対に多くはならないということです。子供達が汗水流して貯めたお金で支払うわけではないのです。当たり前の話です。子供達に渡ったお金は二度と親の元に返ってきません。親が老人施設に入ろうと考え、入居金が足りなくなってもです。これが現実です。親は苦労して稼いだお金を自分の為に使えばいいのです。子供は親がそうだったように自分で稼げばいいのです。

但し、親の財産が先祖からのものである場合、義務として子孫に相続していかなければならないと思います。

孫達が遊びに来てくれたり、見舞いに来てくれたりする都度お小遣いをあげる。疎遠だった孫達もこちらがびっくりするほど足繁く通ってくれるかも(笑)。これが最も平和的な節税方法だと思いますが皆さんどう思われますか?

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