相続の知恵袋Archives
相続手続きシリーズ⑯

財産調査 現金

相続開始時点の現金は当然相続財産になります。お財布の中の現金はもちろんのこと、相続直前に引き出された現金等様々なところに現金はあります。どのように探したらよいのでしょうか。

ご自宅では、「故人ならどこに隠しておくのかな」、「自分だったらどこにしまうかな」と思いを巡らし探してみてください。金庫、タンス・机・仏壇や鏡台の引き出し、冷蔵庫の中、故人が大切にしていたところにあるのかもしれません。
貸金庫に現金を保管している場合、内容物を確認するには銀行から相続人全員の同意(相続人全員の署名・実印での押印)が求められます。いきなり銀行に行っても確認できません。
お葬式代にと引き出した現金を使用した場合は何に使ったかわかるように領収書を保管し、また領収証の出ないお布施等はいつ、どこに、いくら、何の為に支払ったのかメモを残しておきましょう。

現金だから隠してしまえばいいんじゃないかと思った方、税務署に見つかると重加算税という重いペナルティが課せらせる場合もあります。また相続人の一人がこっそり隠し持っていた場合、仲の良かった親族が争族になってしまうこともあります。現金の取り扱いには十分に注意を払ってください。

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