相続の知恵袋Archives
相続手続きシリーズ⑭

財産調査 調査にかかる費用編

残高証明書や取引明細を取得する際には発行手数料がかかります。

例えば三菱UFJ銀行の場合、残高証明書は1通756円で支店毎の発行になります。(2019年4月現在)

銀行によって手数料は異なり216円から1,080円と様々です。定期預金の経過利息を含む評価額証明書には2,160円の手数料がかかる場合もあります。

取引明細は1ヶ月または1年毎に手数料が決まっているところもあれば、発行する枚数毎にいくらというところもあります。
枚数毎の場合、取引が少なければ1枚で済みますが、取引が多く複数枚になる場合は、結果が出るまで費用がわからないこともあります。
実際の取得費用を計算してみると、1ヶ月324円かかる銀行の場合、3年分取得すると11,664円もかかってしまいます。
過去の繰越済みの通帳があれば、取引明細を取得する必要はありませんので、できれば10年、少なくとも3~5年くらいは保管しておきましょう。

信用金庫の場合、預金の他に出資金がある場合があります。出資金の残高証明書発行手数料が別途かかる場合もあります。

銀行や信用金庫等は全国どこの支店でも依頼書を受け付けているので、近隣に支店がある場合は書類を持参するときに手数料の支払いができます。
近隣に支店がない場合は書類を郵送し、手数料は振り込むことになります。

証券会社では残高証明書と公開株式相続税参考価額を無料で発行してくれるところが多いのですが、なかには手数料のかかるところもあります。
その場合、銀行振り込みや依頼時に定額小為替を郵送します。

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